誘拐された少女、死亡か 警視庁 発表
配信日:2024年7月31日

先月23日、都内在住の10代の少女が「ローグ」を名乗る犯行グループに誘拐され、少女の父親が身代金などの要求を受けていた事件で、警視庁は31日、犯行グループから「少女を殺害した」という趣旨の声明文を受け取ったことを発表した。
警視庁によると、父親は身代金の支払いを行ったが、警察に通報していたことが犯行グループの要求に反していたため交渉が決裂したという。
警視庁は声明文を踏まえ、少女が殺害されたと断定し捜査方針を切り替えた。
父親は取材に対し、「娘の帰りを信じて待ち続けたが、声明文のことを聞いて心が折れた。言葉にできないほどの苦しみを感じている」と声を詰まらせた。
警視庁は、指示役や実行役、連絡役など複数の人物が関わっているとみて犯行グループの実態解明を進めている。